Q:ブログをアメブロに書いています。最近アメブロをホームページのようにカスタマイズしているページを見かけます。アメブロをホームページ替わりにできれば、新たにホームページを作る必要がないと思うのですが、アメブロは集客に向くのでしょうか?

A: アメブロはメンバ同士の集客には非常に有効ですが、一般的なSEOとしては不利な媒体といわれています。広く集客を行いたい場合には、別のブログまたはホームページの制作を検討することをお勧めします。
最近アメブロなどのブログで、ページ上部にメニューボタンを追加して、一般的なホームページの形式に見せているページがあります。
写真やイラストを使っているアメブロの殆どのスキンでは、デザインを自由に変更することができず、こうしたメニューボタンの追加はできません。ただはじめからデザイン変更が可能なスキンを選んでいる場合には、こうしたメニューボタンの追加が可能です。メニューボタンを追加したい場合は、まずは自分が使っているスキンが変更に対応可能なものか確認する必要があります。
メニューボタンの追加を自分で行うことは、webサイトの知識がないと少し難しいかもしれません。アメブロ内でカスタマイズを専門に行う制作会社やフリーデザイナーが宣伝をしているので、そちらに依頼するのが早いと思います。
ではここからは、
そもそもアメブロが集客にむくか
という点についてです。メニューボタンを追加してブログをホームページ風に変更すると、確かに見た目は立派なホームページとなります。アメブロは基本料金が無料、メニューボタンのカスタマイズも数万円で可能と考えると、ホームページを作成するよりも安価です。
しかしアメブロにはSEOとしては大変弱い面があります。その理由はURLをみると分かります。
試しにホリエモンのアメブロのURLを見てみましょう。
http://ameblo.jp/takapon-jp/
ホリエモンのブログID"takapon-jp"が"http://"のすぐ後ろではなく、"http://ameblo.jp"の後ろにあるのが分かります。ちなみにこうした構造を”サブディレクトリ”といいます。
これと比較してblogger(googleのブログ)ではどうでしょうか。例えばこの起業家応援ブログはbloggerで書いています。
http://matatabi-tips.blogspot.com/
"matatabi-tips"というこのブログのIDが、"http://"のすぐ後ろにきているのが分かります。こうした構造を”サブドメイン”といいます。
この2つの差、ただの表示順じゃないかと思われる方もいると思うのですが、検索には大きく影響があるのです。
たとえば”シャケ”"激安"という記事をアメブロとbloggerで書いた場合はどうでしょうか?
アメブロでは、アメブロ全体に当たる"http://ameblo.jp"全体の中で上位2番までに入らないと、そもそも検索結果には現れない仕組みになっています。
アメブロでブログを書いている人が何十万人いるか分かりませんが、その中であなたよりも2人以上が、あなたのブログよりも”シャケ”"激安"で人気の記事を書いている場合、あなたのブログは検索にはさっぱり現れない、ということです。なぜならあなたの記事はあくまで"ameblo.jp"の中の1記事であり、検索エンジンはアメブロ全体として評価を行うため、もしアメブロの他の人が人気の記事を書いているならば、そちらだけを検索結果に表示すればよいだろうという自然の判断です。
つまりアメブロでは、まずはアメブロ内部での競争に勝ち抜かないと、検索のスタートラインに立てないのです。
一方でbloggerなどサブドメイン構造のブログでは、他に”シャケ”"激安"の記事を書いた人がいたとしても、検索のスタートラインに立てないということはありません。もちろんスタートラインに立てるだけですので、その後の検索の戦いに勝てるかどうかは記事依存です。
一方で『アメブロはアメブロ全体として検索評価が高いのではないか?』という意見もあります。確かにYesです。実際に私も以前にアメブロに書いた記事で、マニアックな内容の記事を書いたものは今でもgoogleの検索で2位に表示されます。
しかしいわゆる”ビックキーワード”で、アメブロ内で2位の地位を獲得するのは非常に困難だと思われます。加えてアメブロ内での自分の記事の順位を正確に知る手だてがないため、検索にひっかかるかどうかは神だのみという状態になります。
もちろんアメブロには”ペタ機能”など、アメブロ内でのつながりを強める機能が充実しています。またアメブロではオフ会なども盛んで、アメブロ内での集客にはとても有効です。ただ一方でアメブロ外からの集客は難しいという点も考慮して、集客方法を考える必要があると思います。
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