2010年7月24日土曜日

サイト制作ツール:IBMホームページビルダー

Q:今までIBMホームページビルダーを使ってサイトを制作していたので、Web制作会社にビルダーで制作を依頼したのですが、断られてしまいました。理由は”ビルダーはSEO(検索エンジン対策)に不利だから”と言われたのですが、本当でしょうか?




A: "ビルダーはSEO対策に不利"という情報は間違いです。実際にビルダーでサイトを作成して、GoogleやYahooで上位に表示されているサイトはたくさんあります。

一般的にSEO対策として守るべきと言われているルールは、一つや二つではありません。その中のいくつかの条件は、ビルダーで作成することによって不利になることは確かにありますが、他の要素で十分に挽回できます。

特に、使い慣れているビルダーでサイトを作成することで、ホームページ完成後にも自分で内容を更新・変更できることは大きなメリットです。SEOで重要な要素の一つに、サイトの更新頻度、情報量の多さという項目があります。そうしたメリット部分を伸ばすことで、ビルダーで作成することによる不利の要素を、大きく挽回できる可能性が高いです。

ビルダーで作成するとどうしてSEOに不利といわれるのか



ちなみに、ビルダーで作成することによる不利な要素というのは、ビルダーが不要なコードを自動的に追加してしまう、という点です。これについては、ホームページの受け渡し時に、Web制作会社からノウハウを教えてもらうことをお勧めします。

また、ビルダーで作られるコードは”テーブルレイアウト”と言われる古い手法で、SEOに弱いと言われています。しかしSEO対策が日々変わる状況の中で、その手法をとることがどの程度不利なのか、はっきり説明できる制作会社はいないと思われます。

実際に、多くのWeb制作会社がビルダーでの制作を請け負わない本当の理由は、制作のノウハウがないからです。また、常に最新の技術・手法を追い求めているWeb制作技術者の中には、ビルダーで作成することは”時代遅れだ”と考える人たちも残念ながらいます。

しかし、Webサイトは高い技術を見せるための場所ではなく、オーナーさんにとって商品やサービスを紹介するための手段です。オーナーさんにとって使いやすい、更新しやすいホームページであることが一番です。

あまり多くはありませんが、Web制作会社の中にはビルダーによるホームページ更新を請け負っている会社もあります。ビルダーによるサイト更新をお考えの場合は、最初からビルダーでサイトを作成してくれる会社を探しましょう。ビルダー以外で作成されたサイト(ドリームウィーバーなど)を、ビルダーで更新していくことは、非常に困難です。

また、”自分でやる”を応援するまたたび企画では、ビルダーでのWeb制作も受注できます。ホームページ制作後のサイト更新のノウハウもお教えしますので、ご安心ください。

ネコからのワンポイントアドバイス:ビルダーでサイト更新する場合は、初めからビルダーで作成してくれる制作会社を探そう

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